最近注目の自重堂の作業服

作業服11

作業服の第一義は仕事場などで作業を行うにあたって効率的に活動が行えるようにするものです。その意味で作業着には様々の種類があります。ここでは、主に酷暑の屋外で作業を行う場合の作業着について述べます。暑さの中で作業をしなければならない時は大変です。

酷暑の作業対策

特に最近はこれまでにない暑さと夏にはニュースで頻繁に流れています。報道での呼びかけとしては、生命の危険性があるので外出を控えるようにと連日叫ばれました。確かにこれまでない烈火の様な酷暑の中で作業を行うのは大変です。

しかし、仕事は多くの場合酷暑であろうと極寒であろうと行わなければなりません。寒い場合には比較的問題の解決は可能です、寒い際には着重ねをするなどの対策をとる事ができます。しかし、酷暑の中での作業についてはどうすればいいでしょうか。

暑い中ではもう服を脱ぐというような事はできません。部屋の中であれば空調装置を使って作業環境を涼しく保つ事ができますが、その様な環境で仕事ができる事はめったにありません。屋外用のスポット型の冷風装置もありますが、解放空間の室温の空気を取り込み冷やして室温の空気の中へ送りだという方法では極めて効率が悪いだけでなく、ある領域にしか送風ができませんので動き回る作業を行う際には極めて使い勝手が悪いものとなります。

また、スポット方の冷風装置は大型である為に大容量の電源装置が必要となってきます。都会にあっても、屋外で電源を取りやすい所というのはほとんどありませんので、どうしても必要な場合には発動機などを用いた電源装置を使用する事が必須となります。

しかし、よっぽどの事がない限りこの様な作業環境を準備する事はできません。

空調服の機能

この様な状況で最近利用し始められたのが空調服です。この空調服は、気密性の高い服に小さなモーター付ファンを取り付けたものです。このファンを駆動する事により作業着内の空気を循環させます。循環する空気が漏れ出ず循環して冷房効果を高める事になります。

皮膚の表面に出た汗が循環する空気により蒸発する際に奪われる気化熱により体温を下げる事ができます。作業服にファンが取り付けられているので、屋外屋内を問わず快適な状況を作り出すことができますし、移動しながらの作業の際に特にその性能を発揮します。

この空調服を動作させる電源も服の中という極めて限られた空間の空調を行えばいいという事で乾電池程度のもので十分に利用可能です。この空調服は、発明者が早期退職し東南アジアを旅した事が開発の発端となったという事です。

開発当初から過酷な環境下で省電力での使用を考えたものとして大変実用的です。最近ではいたるところで空調服が使用されていますので、作業用品を販売する自重堂の様な量販店でも多量に販売される様になってきていて、手軽に入手できるようになりました。

エアコンとの違い

この空調服での空調とエアコンの空調との違いを体への影響という別の観点からみてみると大きく異なる部分があります。エアコンは部屋の中の空気を取り込みヒートポンプを使って熱を取り出して空気の冷却を行い室内に排出します。

この様な冷房方法では、必要以上に部屋を冷却する場合も往々にしてある為に冷房病などの冷やしすぎの弊害が生じます。これに対して空調服は、発汗による汗に服内を循環する空気により蒸発させその気化熱で体を冷やすものです。

この冷却方法は、生来人間が持っている体温調節機構を利用したものですので、エアコンと比べると体に非常に優しい冷房方法であるといえます。

また電源についても、エアコンの場合は家庭内での大電流のものを使用する事が通常である為に場所を固定して利用する事が想定されているのに対し、空調服では服内という狭い空間で空気を循環させるだけですので、省電力で効率的に活用する事ができるので乾電池を利用する事ができます。参照-ユニフォームタウン|作業用ポロシャツ

この乾電池を使用するという発想の転換が、場所を選ばず空調服を使用可能としました。

この発想の転換は、大変重要です。空調服は、乾電池があればどこでも使用可能ですので、電源設備が十分でない発展途上国での利用も可能となり、そのシェアは世界規模になりますので爆発的に使用される事になりました。

この様に優れた機能をもつ空調服は作業以外のシーンでも利用可能です。

着心地も良い

また、最近の作業着は着心地についても大変配慮されていて、ストレッチ性のあるものや空調服ほどでなくともクールビズに沿ったものも出てきています。この様な優れた作業用のグッズを日常でも使用しようという事が賢い消費者の間で行われるようになってきました。

それに伴い作業用品店でも、それまでは地味な色使いや形であったものを消費者のニーズに合わせて色々と新たな商品を取りそろえるようになってきました。通常の服であれ、作業服であれ、機能が高くかつ価格がリーズナブルであれば積極的に利用する事は、生活を豊かにするものですので、積極的に利用したいものです。